コラム

2017年03月15日 (水)

ドッジボールから学ぶ スポーツ競技への道

ドッジボールを全国の子どもたちが同じコートで楽しめるようにと考えたのが、昭和から平成へ変わる頃でした。狙いは、同じルールで楽しめれば楽しい交流になるのでは、と持ったことから始まったのですが、このドッジボールのルールは、地域だけの違いだけでなく、学校ごとでも違いがあることが多いのです。そのため、地域が異なる場合には、ルールの共通化が必要となってくるために、少々苦労が出て来ることとなるのです。さて、何故ルールが全国各地で異なって来るのかについては、実に簡単な理由があるのです。その昔、文部省と云われていた時代、このドッジボールを各小学校の授業に取り入れた頃、学習指導要領としてスポーツのルールを作り・育てることで、スポーツ理解と楽しむことを目的としていたのです。このことは、初めから決まったルールがある場合に比べると、実は大変時間と苦労がかかることとなります。しかし、ルール自体は、その地域や学校やチーム状況によって相談して決めることが出来るのです。一例としては、メガネをかけた子供が多い場合は、顔面ヒット禁止ルール、投げる力の弱い子どもが多ければ、狭いコートの採用。いじめではないかとの声で、敵の相手が投げたボールをダイレクトにキャッチした場合は、その投げた敵相手がアウトとなる。など数多くのルールが作られることとなります。ところが、ゲームを始めから作ることは、かなりの時間がかかることもあって、現在の忙しい学校においては、ある程度ルールが固定しているドッジボールの方が都合良いこともあり、ルールを育てながら楽しんでいく展開は、無くなって来ているのが現状です。そのこともあり、それぞれのルールで各地域色を出して楽しむドッジボールの良さは、無視できない良さもあるのです。因みに、長野ルールなどにおいては、チームで決めてある大将が当てられて、アウトになったら、即座に負けとなってしまうルールなどは、味方同士でどのように対象を守るかが、重要な戦術となることもあって、ドッジボールのゲーム内容を大きく変える展開となって来るのです。

※ちなみに、「ドッジボール」のドッジの意味が不案内の人が多いので、ご紹介すると、この「ドッジ」とは、英語でひらりと身をかわすという意味となっています。そこで、ドッジボールは、ひらりと身をかわして、逃げることがこのスポーツの本来の意味となっています。ぶつける人より、逃げ回る人が最優秀選手の資格があるのです。

執筆:とれくニュース編集長 東西南北2017東正樹

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